チームビルディングはワーケーションとして取組むのがオススメ!
チームビルディングとは
チームビルディングは、組織を開発するための手法のひとつです。チームの目標や理想を達成するため、チームにおいて個々の能力や個性を最大限に発揮できる環境作りや取り組み全般のことをチームビルディングと呼びます。
チームビルディングによって得られる効果
1.心理的安全性の向上
チームビルディングを行う1つ目のメリットは、心理的安全性を向上させられることです。チームビルディングでは個々の能力を最大限発揮するために、心理的安全性の確保が重要だとしています。その基盤を作るのは、チーム内でのコミュニケーション量です。
コミュニケーションの量は、相互理解や相互承認を深めることに繋がります。違いを認め合い、多様であることを受け入れることで、本音を言いやすい環境が徐々に作られていくのです。
2.適切な人材配置
チームビルディングを行う2つ目のメリットは、適切な人材配置ができることです。
チームビルディングでは、メンバー同士のフラットなコミュニケーションが非常に重要です。仕事に関わる会話も、そうでない会話も増やしていくことで、互いへの理解が深まっていきます。
そうした日々のコミュニケーションを通して、チームメンバー考え方や価値観を把握できると、適切な役割分担がしやすくなります。個々の能力に加え、考え方の面も考慮した人材配置が実現すれば、チームのパフォーマンスの向上にも繋がります。
3.モチベーションの向上
チームビルディングを行う3つ目のメリットは、モチベーションの向上です。チームビルディングは、個々の成功体験ではなく、チームでの成功体験を積み重ねていく取り組みです。
チーム内で案を出し合い、ひとつの目標に向かって協力して業務を進めることにより、チームに一体感が生まれます。そのうえで高い成果をあげることができれば、より大きな目標にチャレンジすることができるようになります。チームへ貢献したい気持ちも強まるでしょう。
一人では成し遂げられなかったことも、チームでなら達成できることがわかると、自ずとモチベーションも向上していきます。
4.ビジョンの浸透
チームビルディングを行う4つ目の目的はビジョンの浸透です。チームビルディングは、新しい期のスタートや新規プロジェクトのキックオフと同時に導入されるケースが多く見られます。
気持ちを新たにして物事に取り組むタイミングでの組織ビジョンの共有は、チームビルディングには非常に効果的。ビジョンを意識しやすい環境を最初に作ることでチームの一体感を高め、メンバー同士で協力して目標達成する意識を強めることができます。
組織ビジョンをもとにした行動がよい結果に結び付けば、組織ビジョンの重要さの理解にも繋がります。
5.マインドセットの形成
チームビルディングを行う5つ目の目的は、マインドセットの形成です。マインドセットとは、個人が持つ物事の見方や考え方を指す言葉です。
働き続けるうちに、わたしたちは無意識にマインドセットを形成しています。チームビルディングでは、そうしたマインドセットを一旦リセットし、組織のビジョン達成のために必要なマインドセットを新たに形成することができます。
チームビルドを達成する手法
5段階のプロセス『タックマンモデル』
プロセス1.形成期
チームビルディングの1つ目のプロセスは、形成期です。フォーミングとも呼ばれ「形作る」を意味しています。チームの構成メンバーが決まった初期のステージのことを指します。
この段階では共通の目標が定まっていないどころか、チームメンバーのこともよくわからず、それぞれの役割も決まっていません。チーム内には緊張感があり、周囲の様子を見ながら各自意見を出し合う様子が見られます。
形成期で求められるのは、コミュニケーションの量です。チームビルディングでよく利用されているゲームを行ったり、交流会を開催したりすることが有効な手法でしょう。
プロセス2.混乱期
チームビルディングの2つ目のプロセスは、混乱期です。「猛烈な」を意味するストーミングとも呼ばれ、単語の意味通り、混乱期では意見の食い違いや対立が生まれます。
この段階では、チームとしての目標は定まっており、プロジェクトも進み始めています。しかし、お互いのことがわかり始めてきたからこそ、逆に考え方や価値観の違いに意識が向きやすく、目標達成が疎かになりやすいステージなのです。
混乱期で求められるのは、コミュニケーションの質。チーム内で納得するまで話し合い、理解を深めるための対話を行えるかが重要となります。混乱期は、チーム全体のモチベーションが下がりやすいタイミングです。チームリーダーはメンバー同士での課題解決がしやすいよう活動しましょう。
プロセス3.統一期
チームビルディングの3つ目のプロセスは、統一期です。混乱期で生まれた対立を乗り越え、安定したチームへと形を変えていくステージです。「平凡・規範」を意味するノーミングとも呼ばれます。
チームの目標を一人ひとりが意識できている段階であり、メンバーの役割分担も実現できています。そのためチームの団結力は高まっており、意見を交換する議論の場も活性化されている特徴が見られます。
統一期で求められるのは、話し合いの末メンバーで合意した目標を達成することです。そのほか、チーム内のルールを守ったり、それぞれが役割を果たすことも求められます。
プロセス4.機能期
チームビルディングの4つ目のプロセスは、機能期です。多くのチームビルディングは統一期から機能期に移行することが難しく、この壁は非常に高いといわれています。
機能期は、チームに結束力が生まれ、相互にサポートし合う体制が整っている状態を指します。それぞれの役割を果たしながらチームとしても機能しているのがポイントで、共通の目的に向かって個々が能動的に動くことができています。
機能期で求められるのは、高いパフォーマンスを継続するための取り組みです。特にチームリーダーの活動が重要。チームワークを高めるためのアクティビティを実施したり、メンバーのメンタルケアを行ったりと、メンバーの自立を助ける取り組みが必要となります。
プロセス5.散会期
チームビルディングの5つ目のプロセスは、散会期です。プロジェクトの終了などで、チームが解散する段階を指し、「休会・延期」を意味するアジャーニングと呼ばれることもあります。
チームビルディングが成功したかどうかは、チームを解散するときのメンバーの反応でわかるといわれています。解散を惜しんだり、メンバー間で業務の姿勢を称え合うような様子が見られれば、チームビルディングは成功しているといえます。
手法
1.チームの環境を整えるルール作り
チームビルディングの1つ目の手法は、ルール作りです。5つの段階に合わせてチームビルディングを進めていくには、まずメンバーが安心して働ける心理的安全性が確保された環境が必要です。そのために、チームにいくつかのルールを設定することも検討してみてください。
簡単に決められるルールとしては「会議で誰かが発した意見に対してノーをいわない」「数値を主体として意思決定を行うこと」などが考えられます。ルールそのものをメンバーで話し合って決めるのも良いでしょう。
大切なのは、ルールがメンバーを縛るものではないということです。互いを信頼し、協力し合うための土台となるルール作りを意識しましょう。
2.ITツールの活用
チームビルディングの2つ目の手法は、ITツールを活用したコミュニケーションです。社内メンバーのみのチームビルディングでも、社外の方がいるチームビルディングでも、ITツールの活用は欠かせません。
主に使われるものとしては、電子メールやチャットツール、Web会議ツール、タスク管理ツールなどがあげられます。
上手く活用するには、それぞれのツールの利用ルールを設けることが大切です。例えば、チャットツールであれば連絡内容ごとに部屋を設定したり、何らかのアクションを必須にしたりと、顔が見えないオンラインだからこそのルールがあることで、円滑なコミュニケーションが可能となります。
ITツールを使ってこまめに連絡を取る習慣がチームに根付けば、オフラインで会う機会がなくてもチームワークを強めていくことができるでしょう。
3.1on1の実施
チームビルディングの3つ目の手法は、定期的な1on1の実施です。チームによっては、キャリアが異なるだけでなく働き方も多様なメンバーが集まることがあります。なかにはオフラインでは全員集まる機会がなく、オンライン上でのやりとりがメインになることもあるでしょう。
そうしたなかでチーム内の風通しを良くするには、チームリーダーとメンバーが1対1で話せる機会を設けることも大切です。話す内容は、主に働き方やチームの目標や課題に感じていること、人間関係や日々の体調などがあげられます。
一人ひとりの意見を吸い上げ、チームビルディングに活かしていきましょう。
4.研修・セミナー・ワークショップの実施
チームビルディングの4つ目の手法は、研修やセミナー、ワークショップの実施です。期間は最短でも半日から、最長でも数ヵ月とさまざま。チームワークを強めることに集中できるため、量のコミュニケーションが必要な混乱期に実施するのがよいでしょう。
内容は、楽しみながらできるものから意見交換が必要なものまで、多様なメニューを用意するのがおすすめ。協力して目標達成する経験を積むことで、チームへの信頼や安心感が生まれ、チームの一体感も強まります。
5.ゲーム・アクティビティなどのイベントの実施
チームビルディングの5つ目の手法は、ゲームやアクティビティなどイベントの実施です。大人数でのチームビルディングを行う際に適した手法です。
ゲームの内容は、5段階のプロセスに合わせて行うのが良いでしょう。例えば、チームが作られたばかりの形成期には、楽しく参加できることを重視してゲームを選びます。混乱期であれば、意見を出し合いながら進める必要のあるゲームを行うことで、互いの考え方や価値観の共有ができます。
チームリーダーは、自身が所属しているチームがどの段階にあるのかを見極め、イベント内容を決めることが大切です。
チームの形成期にはアクティビティが豊富なワーケーション!
チームの形成期には、プロジェクトが発足しメンバー構成が決まった時だけでなく、異動によってメンバーの構成が変わった時も含まれます。その際必要なのは、コミュニケーションの量であり、心理的安全性の向上や適切な人材配置によって目標達成に向けスタートダッシュをすることです。
お互いの理解を深めるためには、いつもと環境を変えることで最も高い効果を得ることができます。バケーションの要素を取り入れたワーケーションはその際たるものであり、メンバーの会社への帰属意識を高めるメリットも得ることができます。
南アルプス36
アウトドアでチームがうまくいく
開放的な大自然の中、人と人が繋がる。協力が必要なアウトドア・アクティビティを通して互いを深く知り、なんでも言い合える関係に目標達成にコミットできる最高のチームへ。
火起こしやBBQ・焚火で火を囲んだり、餅つきやハイキングなどを共にして互いのコミュニケーションが自然と促されます。囲炉裏のある和モダン古民家で、コミュニケーションがとれるアウトドアを集中して楽しむことができます。
南アルプス36〜アウトドアの宿 Od-inn〜
山梨県南アルプス市芦安芦倉1322-1
この記事へのコメントはありません。