罠猟(狩猟)体験やってみた!五感を使い本来のヒトを取り戻す!
『狩猟』『ジビエ』
-少し前までは田舎の仙人みたいな人の代名詞としてのイメージが強かったですが、アニメやドラマで取り上げられる機会が増え、若い世代を中心に認知度が昨今上がっているという印象です。アニメで言うと、狩猟のシーンがある『ゴールデンカムイ』『東京カリニク鉄砲隊』『罠ガール』などなど。ドラマで言うと、ジビエの調理飲食シーンのある『グランメゾン東京』。映画で言うと、猟師のドキュメンタリーの『僕は猟師になった』。俳優の東出昌大が山に住みながら狩猟をしていることも、『狩猟をやってみたい』『ジビエを食べてみたい』という人が増えていることに寄与しているのでしょう。
ヒトが遥か昔に狩猟採集して生きていたことは確かですが、現代の人々にとっては命を頂く行為を伴う狩猟は想像以上に大変さが伴います。私自身、地方に移住し狩猟(罠猟)を始めて4年経ちますががその大変さを未だにヒシヒシと感じています。
一方で、狩猟で得られるのはそのお肉だけではありません。もちろん地方における農業被害の軽減などの社会課題解決もありますが、その他に『五感を使い本来のヒトを取り戻す』という面で、個人レベルで様々なメリットがあると考えています。当宿『南アルプス36』では、狩猟のそのメリットが得られるように、人々が本来のヒトを取り戻す罠猟や解体〜ジビエ食をアクティビティとして用意しております。本記事でその概要を紹介します!
狩猟には免許が必要です。
本アクティビティは狩猟免許を持ったスタッフが基本的に行い、そのサポートを皆さんにしていただくという形で実施しております。
罠猟のメリット!
- ・五感を使って罠を設置することで、リフレッシュし脳の疲れをとる
- ・動物目線で自然の中を歩き自然に触れることで、免疫力をUPさせる
- ・仲間と協力し繋がることで、心地良さを得る
- ・ゲーム感覚で実施することで、楽しみを得る
解体〜ジビエ食のメリット!
- ・生き物の命を頂くことで、食べて生きることに感謝する
- ・大地の恵を頂くことで、生き物への尊厳の念を抱く
- ・自然の食物を食べたお肉を食べることで、オメガ3脂肪酸を摂取し健康的になる
『南アルプス36』の狩猟アクティビティ一覧
内容 | 期間 | 時間 | |
罠猟 | 罠の原理原則を理解する 罠の仕組みを知る 罠を仕掛ける | 通年 ※夏以外の時期の方が早く捕獲できてオススメです | 1.5H |
解体〜食 | 解体する 各自美味しく食す | 12〜3月 ※1ヶ月以上前からの予約が必要 ※上記以外は狙った日に捕獲することが難しい | 2H |
罠猟体験の流れ
罠の原理原則を理解する
いかに確実に捕まえるか?
鹿の習性を考慮しどのようなポイントを基に罠を設置したら良いか解説します。具体的な方法はあえて言わずに、原理原則のみをお伝えした上で皆さんで考えて実際に設置をしていただきます。
いかに捕獲後に美味しく食べるか?
罠が作動して獲物の足を括ったとしても、解体前に括られた状態でケガをしたり死んでしまったりしたら美味しく食すことができないので、美味しく食すための罠の設置方法を解説します。
罠の仕組みと設置方法を知る
当方は有限会社ヒットビジネスさんの『アニマルヒット5』を使用しています。皆さんの前で試しに罠の仕掛け方や動作方法を説明します。
※アニマルヒット5は1セット1万円弱と、決して安いものではないですが、踏み板部分をほとんど掘らなくても作動するタイプで設置が楽でおススメです。
【罠の設置手順】
①ワイヤーを木などに括り付けて固定する
②踏み板の枠にワイヤーを引っ掛けて、ロックをした上でバネのテンションを張る
③踏み板を置く場所を2〜3cm掘ってその上に踏み板を置く※掘らなくてもOK
④ロックを外して設置完了
⑤最後に木の棒を鹿等の足に見立てて作動するか確認します
これで事前説明は終了です!
ここからは、実際に皆さんに自然の中を歩き罠を設置していただきます!
原理原則を基に仲間と共に考えながら罠を設置する
視覚や嗅覚を研ぎ澄まし、鹿の気配を感じながら設置場所を決め、木や土や草などの自然に触れながら罠を設置することで、リフレッシュして脳の疲れをとり、免疫力をUPさせます。
普段から仲の良い仲間でなくとも、一つの目的に向かって共に考え動くことで親密になることができます。
チームに分かれてどちらが先に捕獲できるかというゲーム性を楽しむ
せっかくなので2チーム以上に分かれてどちらが先に捕獲できるか、ゲーム性を持たせることでより一層楽しむことができます。
体験の様子
みんなであーだこーだ言いながら設置する場所を決めます。
上手く罠を設置するチームは笑顔が絶えません、それは雰囲気良くお互いにコミュニケーションが取れているからだと思われます。
決めたら早速設置に取り掛かります。
設置の仕方を思い出しつつ、試行錯誤して設置します。
実際に地面に置いて設置していきます。
皆さん流石に初めてなので一発で完璧に設置することは難しいですが、限られた数の質問を受け付けることにしており、最終的に上手く罠を設置するチームは、必ずと言っていいほど質問をしてくれます。
その質問の結果、間違いに気付くことができます。
『あれっ、バネにテンション張り切れてないんじゃない!?』
『あ〜、やり直しだ〜汗』
『ポイントにいかにこの踏み板を踏ませるか?ってあったよね〜』
『こんな感じでどうだろう〜?』
『よしっ、これで完成!』
捕獲できるまで楽しみに待つ
設置が完了したら捕獲できるまで楽しみに待ちます。
早ければ翌日にでも捕獲できたりすることもありますが、季節や天候などの条件によって異なり、おおよそ1ヶ月もあれば捕獲することができます。
捕獲できたら仲間と喜びを分かち合う
どちらのチームが先に捕獲したかの結果に一喜一憂したり、ご褒美を設定してよりゲーム性を高めるのもいいかもしれません。結果はどうあれ、最終的には捕獲したお肉をみんなで集まって食べたりして楽しんでください!
解体〜ジビエ食の流れ
生き物への尊厳、食べ物への感謝を抱きながら、解体する
さっきまで生きていた証をその温かさから感じながらナイフを入れて丁寧に解体していきます。
解体したお肉は熟成させることで美味しく食べることができます。
左下のバット→下から背ロース、内ロース(ヒレ)、ランプ
右のバット→モモ
上のボウル→上からレバー、ハツ、タン
解体動画
内臓部分の解体を含めた動画はこちら。得意じゃない方はご遠慮ください。
ジビエ食
鹿のロースやモモ肉はローストして食べるのが絶品!
お好みのソースをかけて、大地の恵に感謝し、自然の一部になった感覚を味わいながら、
健康的な本来のヒトを取り戻すことができます!
まとめ
さて、罠猟や解体〜ジビエ食体験のメリットに触れつつ概要紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか?
キャンプをしつつ、その土地の恵を頂くアクティビティをすることで仲間と親密になり健康的になれる体験をしたい方は是非『南アルプス36』にお越しください!
会社や組織のお仲間と体験することで、チームビルディングやコミュニケーションを深めることもできますので、そういった目的でのご利用もオススメです!
お待ちしております!
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